FandKブログをご覧頂きありがとうございます
以前にベビー飼育についてご紹介しましたが、パンサーの飼育環境について、かなりのお問い合わせを頂きますので、今回はブログにてご紹介致します。
パンサーカメレオン、ヤング〜アダルト組の飼育環境についてご紹介致します。
FandKでは様々なローカリティのパンサーカメレオンを飼育しております。
現在ベビーを合わせて200匹以上のカメレオンを飼育しております。
まず初めにケージについてですが、スペース的に飼育サイズも限られてきますので、ヤング〜アダルトの♂個体は幅450奥行300高さ750㎜のケージと幅450奥行300高さ400㎜のケージを使い分けて飼育しております。
幅450奥行300高さ750を横並びに設置しております。
上段の衣装ケースには多数のパンサーベビーを飼育しております。
こちらが幅450奥行300高さ400のケージです。
もちろんケージは全てF and Kケージです。
正面は片開き扉、天井、左右はステンレスメッシュで木部は防水加工です。
市販のケージはネットに強度がないので、結束バンドを通すと破れてしまいますが、ステンレス製の金網を使用しておりますので、レイアウトも行いやすいです。
ホームページに記載しておりますカメレオン仕様のケージをベースに作っております。
レイアウトはジャングル状にする方が多いかと思いますが、FandKではレイアウトはシンプルに木の角材を真っ直ぐに使用し、高さのあるケージには市販のジャングルヴァインを使用して足場を作ります。
木の枝を真っ直ぐにする事によって、カメレオンが休みやすい場所を設けてます。
レイアウト例
ペアリングもシンプルなケージの方が行い易いと感じます。
FandKでは観葉植物は一切使用しておりません。人工の葉っぱを使用しております。
なぜ真ん中のみに葉っぱを置いているのかと言うと、FandKの給水方法はドリッパーを使用せず、自動ミストによる散水で給水を行います。
なのでミストが出る部分の真ん中に葉っぱを繁らせることで湿度の維持になるだけでなく、葉っぱについた水を飲ませています。
葉っぱに水がついてもすぐに乾燥しない物を使用してます。
ある程度飼育環境に慣れてくると、葉っぱについた雫を飲んでくれるようになります。
ミスト後に葉っぱの雫を飲む
ノシファリー
ブフォロナ
マソアラ
みんなしっかりと雫を認識しております。
この行動が見られると脱水になる事はないかと思います。
ミストは朝、昼のみ行っております。
ミストの出る時間はケージのサイズによって変えております。
冬場は湿度が下がる事が多いの手動で霧吹きも行います。
個体によってはよく水を飲む子がいるので、そう言った子達にはドリップで与える事もございます。
その個体によって飼育環境を変えてあげると良いです。
ドリップから給水する
アンタラハ
アンカラミー
イハラナ
画像の様にうちの子達は水を飲みますが、基本脱水になるカメレオンは少ないかと感じます。
目の窪みなどは脱水より、他の病気の可能性が高いかと思いますので、その子にあった飼育環境は特に大事です。
自動給水器の設置も考えましたが、掃除の手間と数を考えると大変でしたので、色々と試行錯誤を行いミストのみで対応出来る飼育環境を作りました。
単独飼育であればミストは使用せず、自動給水器と霧吹きで良いかと思います。
次は床材ですが、床材は使用致しません。
全てペットシーツを使用しています。
コストはかかりますが、清潔に保つため定期的に交換致します。
薄いペットシーツはすぐにミストの水でびちょびちょになってしまいますので、少し厚みのある物を使用します。
次はライトについてですが、基本バスキングライトは使用致しません。
窓際の空気が冷たくなるケージには、マイクロサン28wを一部使用しております。
基本は紫外線のみで紫外線は蛍光灯タイプのレプティンサン5.0を使用しております。
半年から1年に交換と記載されておりますが、正直交換しておりません。
そこまで紫外線ライトにはこだわっていません。昼と夜と明るさをつけるためにライトをつけている感覚なので、LEDライトのみで飼育している子達もいます。
ざっくりにはなりますがこんな感じで飼育しております。
FandKの環境はシンプルかつ清潔、掃除のし易さを重視しております。
飼育環境は人によって様々ございますので、あくまで参考にお考え下さい。
ご覧になったカメレオン達は全て産地に間違いのないCANDLEさんの頑固オヤジ血統の子です。
FandKは頑固オヤジ血統1本で今後もブリードを進めていきます!